ユウ便り

刃物で削り出す!無垢材の箸づくりワークショップ開催レポート

無垢の木でつくるワークショップのトライアルイベントを行いました。
今回は様々な樹種で箸づくりを体験していただきました。

講師は異色の家具職人

お越しいただいたのは、林業女子会@青森のみなさま。

林業女子会@青森

林業や森林・木材などに興味のある女性たちが集まって、山について学んだり、魅力を発信したり、イベントに参加したり…人と山がつながる活動をゆるりと楽しくされています。

講師は、千葉裕貴さん。
本格的な家具職人でありながら、国産漆の生産地・岩手県二戸市で漆かき職人としての経験を持つ、異色の経歴の職人さんです。

箸の素材選び

まずは、どんな木にするか素材を選びます。
クリ、ヒバ、ブナ、イチイ、サクラなど、たくさんの樹種がある中、色や質感でお気に入りの材を選びます。
樹種が決まっても、1本1本表情が違うので、1膳をどう組み合わせるか…これまた悩みます!

木の色?削りやすさ?好きな木?選び方も千葉さんがアドバイスしてくれました。
木の色?削りやすさ?好きな木?選び方も千葉さんがアドバイスしてくれました。

カンナで削り出していく

今回は、紙ヤスリで削っていくのではなく、カンナで少しずつ削り出す方法でつくります。

箸の材料は、少し細めの長方形。ここから好みの形に削っていきます。
箸の材料は、少し細めの長方形。ここから好みの形に削っていきます。
箸専用の作業台、カンナをセットして箸づくりスタート!
箸専用の作業台、カンナをセットしてもらい、制作スタート!

木にもきれいに削れる方向があり、その木目に逆らわないように、少しずつ先が細くなるように、カンナをかけていきます。
最初は恐る恐るカンナを引いていた皆さんも、次第にシュッ!シュッ!と軽快な音を立てながら、削り出しに集中していきます…!

カンナで削った木肌は、とっても滑らか・ピカピカになっていきます。
カンナで削ると、表面がとっても滑らか・ピカピカになっていきます。
クルクル、ふわふわ、カラフルなカンナ屑。とてもかわいくて、子ども達は争奪戦!

仕上げにオイルをひと拭き

削り終えたら、艶出し兼コーディングのために、天然オイルを塗っていきます。
樹種によっては、ここでグッと色が変化するものもあり、印象が変化も楽しんでいただきました。

仕上げに塗るオイルは、胡桃油、ひまわり油、ミツロウから選んでもらい、晒で薄く塗ります。
仕上げに塗るオイルは、胡桃油、ひまわり油、ミツロウから選んでもらい、晒で薄く箸に塗ります。

わたしだけの1膳

完成した箸たち!
全部並べても「うちの子」はどれか分かります◎

形、太さ、色、どれも違って愛着湧く箸になりました。
形、太さ、色、どれも違って愛着湧く箸になりました。

これからたくさん使って育ててくださいね♪

グリーンウッドワークの世界をチラリ

最後に「こんな木工体験もできるよ」と千葉さんが、グリーンウッドワークのデモンストレーションをしてくれました。

グリーンウッドワークとは?

まだ乾燥していない生木を、斧や刃物などを使って、木製品をつくっていく手仕事のこと。

グリーンウッドワークに使う素材を、生木からマサカリで割って取り出す。
クリの生木をマサカリで割ります。丸太に刃が入ってパカっと割れた部分を素材として使用します。
割たての木肌を触ってみると、しっとり…。水分が残っているのが感じられます。
割りたての木肌を触ってみると、しっとり…。水分が残っているのが感じられます。
特製の道具で、木工品の形に粗く削ります。
特製の道具で、木工品の形に粗く削ります。
今回は調理ベラに加工。曲線を削り出せる特製カンナは、生木を削っているためか、スルスル刃が通って楽しかったです。
今回は調理ベラに加工。曲線を削り出せる特製カンナは、生木を削っているためか、スルスル刃が通って楽しかったです。

知れば知るほど、木工も奥深い…。参加者さんと沼に足を踏み入れた気持ちになりました。

今後も木工ワークショプを企画しますので、ぜひ一緒に木と刃物で遊びましょう!