【薪ストーブ徹底解説】薪ストーブのある暮らし 入門ガイド|東北・青森・岩手

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薪ストーブの魅力

薪ストーブのある暮らしには、たくさんの魅力があります。
その中でも「暖かさ」「癒し効果」「料理」「空間デザイン」の4つが大きな魅力です。

1. 体を包む暖かさ

輻射熱と対流熱

薪ストーブは、2つの違う性質の熱の力で空間を暖めます。
1つは輻射熱という遠赤外線で、直接体を暖めてくれます。
もう1つは対流熱で、空気を暖め循環させることで部屋全体を均一に暖めます。
この熱の働きによって、じんわりとした自然な暖かさを体感できます。

2. 五感で感じる 癒し効果

炎のゆらぎ

薪ストーブの炎は「1/fゆらぎ」を持ち、心を落ち着かせる効果があります。炎を見つめることで、リラックスした時間を過ごすことができます。

薪のはぜる音と香り

薪が燃えるときのパチパチという音や、樹種で異なる香りが五感を刺激し、癒しの時間を提供します。

3. 料理もできる

多様な調理法が楽しめる

薪ストーブなら、熱をうまく利用して「煮る・焼く・乾燥させる」など、多彩な調理が可能です。

天板で煮込み調理
炉内でピザを焼く
薪ストーブの近くで干し芋づくり

4. 空間をデザインする

インテリアとしての魅力

薪ストーブはデザインが多様で、部屋の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさがあります。
また、周辺の炉壁や炉台、各種ツール、薪置き場などを工夫すれば、空間をコーディネートすることができます。

薪ストーブは、暖房器具としての機能だけでなく、心地よい空間と時間を提供し、暮らしを豊かに彩ります。

薪ストーブ入門ガイド|薪ストーブのある暮らし5つの魅力とは? 薪ストーブのゆらめく炎は、体も心もじんわりと暖めてくれます。薪ストーブを囲んでゆったりとした時間を過ごすのは、極上のひとときです。 ...

薪ストーブの仕組み

薪ストーブの暖房効果やメンテナンスの頻度は、薪ストーブの構造や素材、燃焼方式によって大きく変わります。
導入を検討する際は、自分のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。

1. ストーブの暖まる仕組み

薪ストーブの構造

薪ストーブは主に以下の部分で構成されています。

燃焼室
薪を燃やして熱を生み出す部分。

煙突
煙を外に排出し、上昇気流(ドラフト)を生み出すことで効率的な燃焼をサポートる。

空気調整口
燃焼に必要な空気量を調整し、燃焼の強さや効率をコントロールする。

薪ストーブの吸排気

薪ストーブの燃焼は「一次燃焼」と「二次燃焼」の2段階で行われます。

一次燃焼
薪が燃え始める段階で、燃焼室下部の空気取り入れ口から給気して薪を燃やします。ここでの燃焼温度はまだ低く、白い煙が発生します。

二次燃焼
一次燃焼で発生した煙に含まれる未燃焼ガスを、背面などから取り入れた暖かい空気を使って再燃焼させます。これにより、燃焼効率が向上し、排気がクリーンになります。

放熱ロス

薪ストーブで発生した熱エネルギーの一部は、以下の要因で失われます。
なるべく多くの熱が暖房に利用されるよう、施工時に対策しましょう。

煙突からの排熱
高温の排気ガスが煙突を通じて外部に排出される際に、熱も一緒に逃げてしまいます。

対策|適切な煙突設計と断熱を行うことで燃焼効率を高め、煤や不完全燃焼が起こりにくくします。

未完全燃焼
薪が完全に燃焼しない場合、燃料中のエネルギーが十分に活用されず、熱として利用できない部分が生じます。

対策|燃焼室内の空気量を増やすなど、適切な燃焼環境になるよう調整します。

薪の水分含有量
薪に含まれる水分が多いと、その水分を蒸発させるために熱が消費され、結果として利用可能な熱エネルギーが減少します。

対策|十分に乾燥した薪を使用しましょう。

2. 薪ストーブの暖まり方の違い

放熱方式

薪ストーブの放熱方式には主に以下の2種類があります。 
それぞれの熱の効果で、体を包み込むような暖かさを感じることができます。

輻射式
ストーブ本体が温まると熱が赤外線として放射され、周囲の人や物を直接暖めます。自然な暖かさを感じやすいですが、部屋全体を均一に暖めるのには時間がかかる場合があります。

対流式
ストーブ内部で暖められた空気が上昇し、室内の空気を循環させて部屋全体を暖めます。広い空間でも均等に暖まりやすいですが、空気が乾燥しやすい傾向があります。

薪ストーブの素材

薪ストーブの主要な素材とその特徴は以下の通りです。

鋼板製
熱伝導率が高く、素早く暖まりますが、冷めるのも早いです。シンプルでモダンなデザインが多い傾向があります。 

ラリーブッシェ(スープラ)

鋳鉄製
暖まるまでに時間がかかりますが、蓄熱性が高く、暖かさが持続します。クラシックで重厚感のあるデザインが特徴です。 

マークス(スープラ)

薪ストーブの二次燃焼方式

二次燃焼方式には以下の種類があります。
望む性能とメンテナンスの手間のバランスを考慮することも大切です。

クリーンバーン方式(非触媒方式)
燃焼室で一次燃焼と二次燃焼を起こす方式。構造がシンプルで、メンテナンスが容易です。 

触媒方式
触媒を使用して未燃焼ガスを再燃焼させ、燃焼効率を高める方式。排気がクリーンで、燃料の節約にもつながりますが、触媒の定期的なメンテナンスが必要です。

ハイブリッド方式(クリーンバーン+触媒)
クリーンバーン方式と触媒方式の両方を組み合わせた方式。高い燃焼効率とクリーンな排気を実現しますが、構造が複雑でコストが高くなる傾向があります。

これらの要素を理解し、使用環境やニーズに合わせて薪ストーブを選ぶことで、快適で効率的な暖房が実現できるでしょう。

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選び方の基礎知識

薪ストーブを選ぶ際の基本的なポイントについて、「暖房能力」「デザイン」「機能」「ライフスタイル別」の4つをご紹介します。

1. 暖房能力

薪ストーブを選ぶ際、暖めたい空間の広さに合った暖房能力を持つ機種を選択ことが大切です。

薪ストーブの暖房能力は「キロワット(kW)」での表示が主流です。
日本の木造住宅(天井高2.4mの場合)では、おおよそ1w=1㎡を暖める暖房能力を持つと考えるとよいでしょう。

機種のサイズ別 暖房面積の目安

  • 小型(3〜5kW)
    30〜50㎡(18〜30畳)程度の空間に適しています。
  • 中型(5〜8kW)
    50〜80㎡(30〜50畳)程度の空間に適しています。
  • 大型(8kW以上)
    80㎡(50畳)以上の大きな空間や、複数の部屋を暖めたい場合に適しています。

※ 実際の暖房能力は住宅の断熱性能や天井の高さ、間取りなどによって変動します。

快適な暖かさを得るために、部屋の広さや断熱性能を踏まえて施工業者と相談し、機種を選びましょう。

2. デザイン

薪ストーブのデザインは主に2種類あります。
お部屋のインテリアや個人の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

クラシックデザイン
重厚で伝統的なデザインが特徴。鋳鉄製が多く、存在感があります。

バーモント(チェスニーズ)

モダンデザイン
シンプルで洗練されたデザインが特徴。現代的なインテリアに調和します。

クロエ(スープラ)

3. 機能

薪ストーブには、暖房以外にも以下のような機能を備えたモデルがあります。

クッキング機能
煮炊きしやすい天板や、オーブンを内蔵したモデル

オルダリーT5(パシフィックエナジー)
天板が左右に広がり、広く調理スペースを確保できる

送風機能
ファンを利用して暖気を効率的に循環させ、部屋全体を均一に暖めることができます。 

マルチフォーコシステム(ピアツェッタ)
一度足元から出た温風をまたストーブ上部から取り込み、再度温め室内へ排出する。

4. ライフスタイル別おすすめ機種

ライフスタイルや家族構成に応じて、適切な薪ストーブを選ぶことが重要です。

家にいる時間が長い方
一日中ゆっくりと火を楽しめる蓄熱性の高いストーブがおすすめです。

ソールズバリー(チェスニーズ)
鋳鉄製+鋼板製の構造で、効率よく空間を暖めます。

共働きなどで日中不在が多い方
短時間で暖まる小型~中型のストーブや、操作が簡単なモデルが適しています。

アナヤ・トリビジョン(スープラ)
鋼板製でコンパクトなモデル。3面ガラスで多方面から炎が楽しめます。

料理を楽しみたい方
クッキング機能付きのストーブを選ぶと、調理の幅が広がります。

オルダリーT5(パシフィックエナジー)
左右に広がるウィングトップと天板で、加熱・保温と用途を分けて調理できます。

高齢者や薪の運搬が負担な方
燃焼室がコンパクトなモデルを選ぶと、短めの薪で燃焼でき、薪の持ち運びや補給が楽になります。 
ペレットストーブを選択肢に入れてもよいかもしれません。

P220C(ピアツェッタ)
ペレットストーブとマルチフォーコシステムで、全館暖房を実現します。

これらのポイントを参考に、ご自身の生活スタイルや住環境に合った薪ストーブを選ぶことで、快適で暖かな暮らしを実現できるでしょう。

薪ストーブにかかる費用

薪ストーブ導入を検討する中で「どのくらいの費用がかかるのか?」気になる方は多いですよね。薪ストーブの主な費用:「初期費用」「メンテナンス費用」「薪の購入費用」の目安金額を紹介します。

1. 初期費用

薪ストーブの導入にかかる初期費用は、 100万~200万円 程度が目安とされています。

初期費用の主な内訳

  1. 薪ストーブ本体の価格
    機種やブランドにより異なりますが、40万~80万円 程度が主流です。
  2. 煙突工事費用
    煙突の種類や設置方法によって異なり、55万~140万円 程度が目安です。
  3. 設置工事費用
    薪ストーブの設置には、10万~30万円 程度の工事費用がかかります。

2. メンテナンス費用

薪ストーブを安全かつ効率的に使用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンス費用は年間 2万円~12万円 程度となります。

主なメンテナンス費用の内訳

  1. 煙突掃除
    年に1回、掃除を行います。
    ・業者依頼の場合  1万~3万円
    ・自分で行う場合  1万~2万円 程度、道具の購入費用がかかります。
  2. 灰の処理
    週に1回程度、炉内の灰を掃除します。
    専用バケツや防火用ゴミ袋、灰取り専用掃除機などを使用する場合、 5,000円~2万円 程度の購入費用がかかります。
  3. 部品交換
    機種やパーツによりますが、数年に1度の交換が必要になります。
    ガスケットや耐火レンガなどの消耗部品の交換は 2,000~5,000円 程度です。

3. 薪の購入費用

薪ストーブの燃料となる薪の購入費用は、使用量や薪の価格によって異なります。

  • 必要な薪の量
    1日あたり10~20kgが目安で、シーズン中(4~6ヶ月)で合計2~4トン(約5~10㎥)の薪が必要です。
  • 薪の価格
    1㎥あたり 8,000円~15,000円 が相場です。
    1シーズンで 10万~20万円 程度の費用がかかります。
  • 自分で薪を調達する場合
    道具代のみで済むため、費用を抑えることができます。

薪ストーブの導入には初期費用がかかりますが、適切なメンテナンスと薪の調達方法を工夫することで、長期的にはコストを抑えつつ快適な暖房を実現できます。

費用の詳細な内訳やシミュレーションはこちら

施工前のチェックポイント

薪ストーブの設置を検討する際には、安全性や快適性を確保するために、以下のポイントを事前に確認することが重要です。

1. 設置可能な住宅の条件

  • (推奨)戸建て住宅
    煙突の設置や薪の保管スペースの確保がしやすいため、薪ストーブの設置には戸建て住宅が適しています。
    集合住宅では、管理規約や近隣への配慮から設置が難しい場合があります。
  • 床の耐荷重
    薪ストーブは重量があるため、設置場所の床がその重さに耐えられるか確認が必要です。特にリフォームでの導入時には、床の補強が必要になる場合があります。

2. 設置スペースと安全距離

  • 適切な設置スペースの確保
    薪ストーブ本体と周囲の可燃物(壁や家具)との間に、一定の距離を設ける必要があります。
  • 不燃材の使用
    薪ストーブ周辺の床や壁に不燃材を使用することで、火災のリスクを低減できます。

3. 煙突の設置と経路

  • 直線的な煙突経路の確保
    煙突は可能な限り直線的に設置することで、煙の排出効率が向上し、煤の蓄積を防ぐことができます。
  • 煙突の高さと位置
    煙突の高さは、建築基準法に基づき、屋根面から一定の高さを確保する必要があります。また煙突の位置は、落雪や風向きによる影響を考慮して選定します。

4. 法令や近隣への配慮

  • 建築基準法・消防法の遵守
    薪ストーブの設置には、煙突の設置や薪ストーブ周辺の防火措置などについて、建築基準法や消防法に基づく規定を遵守した設計にする必要があります。
  • 近隣住民への配慮
    煙や臭いが近隣に影響を与える可能性があるため、設置前に近隣住民への説明や理解を得ることが望ましいです。

5. 薪の保管と搬入経路

  • 薪の保管スペースの確保
    薪は乾燥した状態で保管する必要があるため、屋根付きで風通しの良い場所に保管します。
  • 薪の搬入経路の確保
    薪をストーブまで運ぶ経路を確保し、積雪時でも運搬がスムーズに行えるようにします。

これらのポイントを事前に確認し、専門業者と相談しながら計画を進めることで、安全で快適な薪ストーブライフを実現できます。

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薪ストーブのメリット・デメリット

薪ストーブは、環境に優しく心地よい暮らしを実現する暖房器具として再注目されています。しかし、導入にはメリットとデメリットがあり、しっかり理解したうえで選ぶことが大切です。

1. 高い暖房能力

薪ストーブは、エアコンや石油ストーブと比べて約2~3倍の暖房能力を持ち、特に寒冷地で広い部屋を一台で暖めることができます。

2. 光熱費の削減

薪を自給できれば燃料費はゼロになり、購入する場合でも長期的に見るとコストを抑えられる可能性があります。

3. 環境負荷が少ない

薪は「カーボンニュートラル」とされ、燃焼時のCO₂排出が相殺されるため、環境に優しいとされています。

4. 心理的な癒し効果

薪ストーブの炎には「1/fゆらぎ」があり、心を落ち着かせる効果があるといわれています。

5. 停電時でも使用可能

電気を使わないため、停電時でも暖房や調理が可能で、非常時にも安心です。

1. 初期費用が高い

本体価格と設置工事費用を合わせて、50万~160万円程度の初期投資が必要です。

2. 薪の調達と管理が必要

1シーズンで約2~4トンの薪が必要で、調達や保管スペースの確保が求められます。

3. メンテナンスが必要

定期的な煙突掃除や灰の処理など、維持管理が欠かせません。

4. 便利機能がない

自動温度調整やタイマー機能がなく、手動での操作が必要です。

5. 近隣トラブルの可能性

煙や匂いが発生するため、近隣との距離が近い場合はトラブルになる可能性があります。

薪ストーブの導入を検討する際は、これらのメリットとデメリットを踏まえ、自身のライフスタイルや住環境に適しているかを十分に考慮しましょう。

薪ストーブ入門ガイド|薪ストーブライフのメリット・デメリットは? 薪ストーブは、昔ながらの暖房器具でありながら、環境に優しく心地よい暮らしを実現するアイテムとして再注目されています。 しかし、導...

東北での薪ストーブ暮らし

東北地域の冬は長く、積雪の多い地域や真冬日の続く寒冷地です。
だからこそ、体を芯から暖めてくれる薪ストーブは冬の大切なパートナーです。

ファンヒーターやエアコンと比べても火力が強い薪ストーブなら、冬景色を眺めながら、ぬくぬく暖かく過ごすことができます。

寒冷地での運用ポイント

寒冷地で薪ストーブを安全かつ効果的に運用するためには、以下のポイントに注意が必要です。

住宅の断熱・気密性
高気密・高断熱の住宅では、薪ストーブ使用時に室内が負圧になる可能性があります。適切な給気口の設置など、換気計画を事前に検討することが重要です。 

薪の調達・保管
寒冷地では薪の使用量が多くなるため、十分な量を確保する必要があります。また、薪を保管する場所は、積雪を想定し、地面から高さにゆとりを持たせた場所に保管するとよいでしょう。 

定期的な煙突掃除
煙突内にススやタールが蓄積すると、煙道内火災の原因となります。シーズン中に1回以上、専門業者による煙突掃除を行いましょう。 

近隣への配慮
薪ストーブの使用時には煙や臭いが発生します。時にはススのかけらが煙突から出て近隣に落下することもあります。近隣住民とのトラブルを避けるため、煙突の位置や薪の燃焼状態に注意し、良好な関係を維持しましょう。

これらのポイントを踏まえて薪ストーブを運用することで、寒冷地でも安全で快適な暖房生活を実現できます。

積雪地域での薪ストーブ施工の注意点

積雪地域で薪ストーブを設置する際には、雪や寒冷な気候特有の課題に対応するため、以下の点に注意が必要です。

煙突の落雪対策
屋根からの落雪で煙突を損傷するリスクがあるため、次のような対策を取ることが望ましいです。

  1. 煙突を屋根の高い位置に設置する。
  2. 煙突周辺に「雪止め」や「雪割り」、「チムニー」を設置する。
  3. 強風や積雪に耐えられるよう、煙突サポーター等で強固に固定する。

断熱二重煙突の採用
外気温の影響を受けにくくし、安定したドラフト(上昇気流)を確保するために、断熱材を内蔵した二重煙突の使用をおすすめします。

定期的な煙突掃除
積雪前に煙突内の煤やクレオソートを除去し、シーズン中も定期的な点検と清掃を行うことで、煙道火災の予防と効率的な燃焼を維持します。 

屋根上での安全対策
積雪時は、原則屋根での作業を避けましょう。
どうしても作業が必要な場合は、滑落防止のための命綱やヘルメット等の保護具を装着するなど安全対策を徹底してください。
作業が難しいと感じた場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

除雪計画の策定
工事の計画段階で積雪や除雪に関する配慮事項を明確にし、景観や安全性を考慮した設計ができると、より安心です。

これらの対策をとることで、積雪地域においても薪ストーブを安全かつ効果的に利用することができます。

東北での薪ストーブライフ

東北地方では、厳しい冬の寒さを乗り越えるために薪ストーブが多くの家庭で活用されています。その利用方法や薪の入手手段についてご紹介します。

薪ストーブで冬を楽しむ

東北地方の冬は長く、寒さが厳しいため、薪ストーブは単なる暖房器具以上の役割を果たしています。

例えば、薪ストーブの上で煮込み料理を作ったり、湯を沸かして加湿を行ったりと、日常生活の中で多目的に利用されています。

また、薪ストーブの炎を眺めながら家族や友人と過ごす時間は、心の温もりを感じさせる特別なひとときとなっています。地域によっては、薪ストーブを囲んでの談話や、地元の食材を使った料理を楽しむ文化も根付いており、冬の暮らしに彩りを加えています。

薪の準備を楽しむ

東北地方での薪の入手方法として、一般的に次のような方法があります。

  1. 森林組合や林業者からの購入
    地域の森林組合や林業者が薪を販売しており、地元産の薪を手に入れることができます。
  2. 伐採木の活用
    道路整備や農地開墾などで伐採された木を、自治体や関係機関が希望者に提供する場合があります。
  3. 薪の自作
    自宅の敷地内や近隣の山林で伐採した木を、自ら割って薪にするユーザーもいます。この場合、適切な乾燥期間を設けることが重要です。
薪を購入した場合、ダンプやコンテナ等で自宅まで運搬してくれます。

地域の資源を活用し、冬の暮らしを豊かにする薪ストーブ。
その魅力は、今も昔も東北の生活文化の魅力の一部になっています。

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お見積りまでは、無料で承ります。

STEP4 ご契約

・お見積りと設計をご確認いただいた上で、契約を締結します。

STEP5 着手金のお支払い

・ご契約金額の50%を着手金としてご入金いただきます。
(ご入金後、薪ストーブや煙突、その他必要部材の準備を始めます。)

STEP6 施工

・薪ストーブを設置工事を行います。
(基本的な作業日数:1-2日程度)

STEP7 お引渡し

・施工完了後、お客様にもご確認いただきお引き渡しとなります。

・お引渡し後、すぐに薪ストーブを楽しんでいただけるよう、薪ストーブの焚き方や日々のメンテナンスなどをお伝えいたします。

STEP8 アフターサービス

・定期メンテナンス
・不安やわからないことがあれば随時訪問
・永く使用していただけるようサポートいたします。

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主な取扱メーカー

チェスニーズ(イギリス)

「古くて新しい」UKデザインと、「シンプル&丈夫」で「コンパクト・サイズ」。日本の住宅事情にフィットするモデルが揃っています。
鋳鉄と鋼板パーツを融合させたボディで、針葉樹の薪も燃焼させることができます。

 おすすめモデル 
ソールズバリー8
直線基調のデザインながら、トラディッショナルな重厚感を演出。隠れた名品。

チェスニーズ 製品情報

スープラ(フランス)

フランスの老舗メーカーで、国内市場で最も環境に優しい認証を取得し、高い燃焼効率を示します。
モダンなデザインでゆとりある空間を演出します。

 おすすめモデル 
ラリー・ブッシェ
ワイドガラスで大パノラマの炎を堪能できます。

スープラ 製品情報

パシフィックエナジー(カナダ)

フローティング・ファイアボックス(浮かぶ燃焼室)技術で炉内の耐久性を向上。二次燃焼システムは通常の3倍もの新鮮な空気を取り入れることで、最大限の燃焼効率を実現しました。

 おすすめモデル 
オルダリーT5
重厚感のあるクラシックなデザインが特徴のストーブ。便利な天板開閉機能で調理も楽しめます。

パシフィックエナジー 製品情報

ピアツェッタ(イタリア)

特許「マルチフォーコシステム」は、足元からの送風で空気の循環を促し、室温を均一に温める仕組みです。オプションのダクト配管により、離れた部屋へ温風を送風し、全館暖房を実現します。

 おすすめモデル 
E929M
ラウンド型のガラスにより、立ち上がる炎をより立体的に楽しめます。足元と天板部分からの対流熱は、オプションの送風ファンでより効率的に部屋を暖めることができます。

ピアツェッタ 製品情報

その他メーカーも
幅広くお取り寄せできます。

よくあるご質問

薪ストーブは安全?火災のリスクは?

適切な設計と施工をすれば安全です。ただし、誤った使用方法(煙突掃除を怠る・薪の過剰投入・換気不足等)は機体の損傷を早めたり火災のリスクを高めます。煙突掃除や専門的な耐火対策を行うことが重要です。薪ストーブの設計施工は専門業者に依頼することをオススメします。


薪ストーブを導入するメリット・デメリットは?

【メリット】広範囲を暖められる暖房能力や光熱費の削減、環境負荷の少ないエネルギーを選択しながらライフスタイルの充実が望めます。
【デメリット】初期費用が高く、掃除や薪の調達・管理などメンテナンスが必要です。また、煙や臭いが近隣トラブルになってしまう可能性もあります。
導入前に、気になる点をしっかり検討することが大切です。


薪ストーブの設置に必要な条件は?

住宅の構造によりますが基本条件は
①床や壁の耐火対策が可能であること
②煙突の設置スペースが確保できること
③十分な換気ができること です。
また、近隣住民の方のご理解があることも確認しておくと安心です。


施工費用はどれくらいかかる?

薪ストーブ本体:30~100万円、煙突部材等:40~70万円、工事費用20万円~50万円が目安となります。住宅の構造や施工プランによっては、追加工事が必要になる場合もあります。


ランニングコストはどれくらいかかる?

①主に薪の調達費用がかかります。年間消費量が5~10㎥とすると、全量購入の場合10~25万円が相場です(地域差あり)。ご自身所有の山林から薪を調達したり、丸太で購入し自分で割れば費用を抑えることができます。
②機種によっては、数年で劣化による部品交換が必要なため、定期的に交換費用がかかる場合があります。


どんな薪ストーブを選べばいい?

薪ストーブの素材は主に鋳物製(蓄熱製が高い)と鋼板製(早く暖まる)の2種類があります。
燃焼方法は、クリーンバーン方式・触媒式・対流式などがあります。
デザインも様々あるので、使用する環境や設置した時の部屋の雰囲気などを考慮して選択していきます。


どのくらいの暖房能力が必要?

暖房能力は、部屋の広さと断熱性能によって異なります。
目安として、42畳(約66㎡):6,000kcal/h、64畳(約99㎡):8,000kcal/hが必要です。
寒冷地では、より高出力のモデルがオススメです。


煙突掃除やメンテナンスは大変?

①煙突掃除:毎年1回行います。専用道具があればご自身で行うことができますし、難しい場合は、施工業社に依頼することもできます。
②日常のお手入れ:灰の処理・ガラスの清掃・薪の準備などがあります。いずれも慣れれば簡単に作業できるようになります。
③随時:長年使用すると数年に1回、ガスケットや耐火レンガの交換の他、故障箇所がないか点検が必要になります。


薪の調達方法と消費量の目安は?

①調達方法:【購入の場合】森林組合や薪販売所のほか、製材所の端材も購入できます。【自給の場合】チェンソーや運搬手段があれば自身で山林から調達できます。ただし使用時期に合わせて乾燥させたり、保管場所を確保する手間も考慮しておきましょう。
②消費量:使用頻度にもよりますが、1シーズン(4-5ヶ月)で5~10㎥程度の薪が必要です。


光熱費の節約になる?

薪を自給できる場合は大幅に節約できます。
薪を購入する場合は、年間10〜20万円程度の費用がかかります。ガスや電気料金と比較して、燃料コストだけではなく暖房の質や雰囲気も併せて検討しましょう。

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