【薪ボイラー徹底解説】薪ボイラーのある暮らし 入門ガイド|東北

ユウビレッジは、安心して暖かな薪ボイラーのある暮らしが楽しめるよう、丁寧にサポートいたします。

薪ボイラーの魅力

1. 再生可能エネルギーで環境にやさしい

薪は木であり、再生可能でカーボンニュートラルな資源です。適切に伐採・利用すれば、森林資源を守りながらエネルギー利用ができます。
また、地域の間伐材や端材を薪に活用すれば、地元の林業や地域活性化の貢献にもつながります。

2. 燃料コストを抑えられる

薪を自家調達できる場合は、灯油や電気の燃料代を抑えることができ、暖房・給湯コストを大きく削減できます。

3. 一石二鳥!給湯と暖房に利用できる

薪ボイラーで温められた温水は、台所やお風呂の給湯に使用できるほか、温水の熱を暖房として活用できます。

暖房は主にパネルヒーターで、家全体をじんわり一定に暖めるため、エアコン暖房とは違う「芯から温まる」心地よさを感じられます。

パネルヒーター

薪ボイラーの仕組み・特徴・メンテナンス

1. 薪ストーブの仕組み

薪ボイラーは、薪を燃やして熱エネルギーを作り、その熱で水を温める装置です。

温めたお湯は、暖房用(温水パネルヒーター、床暖房)や給湯用(お風呂・キッチン)として利用されます。

  1. 燃焼室で薪を燃やす
  2. 発生した高温の熱で水を加熱
  3. 温水を配管で家中に循環させ(蓄熱タンクに貯水し)暖房・給湯に利用
  4. 燃焼後の排気ガスは煙突から排出
薪ボイラーのしくみ 薪を燃料にする薪ボイラーは、どのように給湯•暖房するのか。イメージできるようなできないような…そこで、改めて薪ボイラーのしくみをご紹介...

2. 薪ボイラーの特徴

燃料は薪のみ
地元の間伐材や自家調達した薪を燃料として使えるため、燃料コストを抑えやすいです。

クリーンな燃焼技術
最新機種は「ガス化燃焼」や「二次燃焼」技術を搭載し、従来型に比べて排気がクリーンです。

高い暖房能力
薪1kgあたりの発熱量は約4,000kcalといわれています。家庭用小型薪ボイラーでも数十坪~100坪程度の住宅を十分に暖められます。

設置には広いスペースが必要
① 燃料の薪を保管する場所、② ボイラー本体の設置場所、③ 蓄熱タンクの設置場所が最低限必要です。

適切な圧力管理・安全対策が不可欠
水が熱で温められると体積が膨張し、密閉空間である容器に大きな圧力がかかります。その圧力を制御できるよう配管や安全対策をとることが重要です。

3. 薪ボイラーのメンテナンス

薪ボイラーは、使用中に適切なメンテナンスを行えば、快適に長期間使用できます。
主なメンテナンス内容は次のとおりです。

燃焼室の掃除
1〜2週間に1回、灰や燃えかすを取り除く。燃焼効率の維持と火災防止のために必ず行う。

熱交換器の清掃
定期的(1〜3か月に1回)に、ススやタールの汚れをブラシで除去する。特に二次燃焼型ボイラーは熱交換器の詰まりに注意。

煙突のメンテナンス
年1〜2回の煙突掃除が必要。タールの蓄積は煙道火災の原因になるため、専門業者による煙突点検・清掃を推奨。

システムチェック
配管の水漏れチェックや、蓄熱タンクの水位・圧力管理を定期的に行う。

シーズンオフ点検
使用終了時に燃焼室・配管内の水抜きを行い、内部のサビ防止対策をする。

【メンテナンス時間の目安】
簡易な日常清掃:10〜30分程度煙突
内部大掃除:1〜2時間(年1〜2回)

薪ボイラーの選び方

薪ボイラー選びのコツは「どんな暮らしを作りたいか」をイメージすることです。

ただ暖をとるだけではなく、薪をくべ、火を育て、手を動かしながら「自分の手で暮らしを作る楽しさ」を味わうー。
薪ボイラーを選ぶ際の基本的なポイントについて「燃焼タイプ」「機能」「電子制御」「ライフスタイル別」をご紹介します。自分に合った視点で選べば、薪ボイラーのある暮らしが豊かになるでしょう。

1. 燃焼タイプで選ぶ

単純燃焼型
薪を燃やして直接お湯をつくるシンプルな構造のもの。
手間はかかりますが、構造が単純で壊れにくく、DIYやメンテナンスも比較的簡単です。
「自分で手をかけたい」「機械任せにしたくない」人におすすめ

ガス化燃焼型
一度薪をガス化し、そのガスを燃焼させることで高効率で燃焼させるもの。
燃焼効率が高く、薪の使用量が少なく済みます。
「燃料節約」「クリーンな排気」を重視したい人におすすめ

2. 機能で選ぶ

蓄熱タンクと連携できる
余熱を蓄えて必要なときにお湯や暖房に使うことができます。薪をくべる回数を減らせるため、使い勝手が向上します。

蓄熱タンク

自動燃焼制御機能
空気量や燃焼温度を自動で調整する機能がついていると、管理の手間を減らし、適切な燃焼を長時間保つことができます。

給湯専用か、暖房併用か
給湯専用の場合:比較的小型でシンプルなものを選ぶことができます。
給湯+暖房併用の場合:投入できる薪が大容量なタイプが多く、家全体を温める仕様に適したものを選びます。

3. 電子制御の有無で選ぶ

電子制御なし(手動調整型)
空気量や温度を手動で管理します。
手間はかかりますが、火を育てる楽しみを感じられます。
炎を操る技術を楽しみたい人におすすめ

EKO−CK(セントロメタル)

電子制御あり(自動運転型)
電子センサーで燃焼状況を監視・制御します。
薪の投入以外はほぼ自動で運転でき、初心者でも安定して運用できます。
「安定稼働を重視」「忙しい日も使いたい」人におすすめ

家庭用小型薪ボイラー(森の仲間たち)

4. ライフスタイル別で選ぶ

薪を割るところから楽しみたい人
→ 単純燃焼型+手動調整モデル
 「自分の手で火を育てる」喜びを存分に味わえます。

忙しい日常の中でも使いたい人
→ ガス化燃焼型+電子制御モデル+蓄熱タンク併用
「少ない薪で高効率」「自動運転で安定」する設計で安心です。

家族や大人数で暮らしている人
→ 大容量+暖房併用タイプ
  薪ボイラーだけで、広い家をまるごと暖め、給湯も十分にカバーできます。

週末だけ薪暮らしを楽しみたい人
→ 小型給湯専用+シンプル構造モデル
 「たまに焚くだけ」「手軽に楽しみたい」方は気負わず使用できます。

導入コストとランニングコスト

施工前のチェックポイント

薪ボイラーのメリットとデメリット

薪ボイラーは、環境に翔負荷が少なく、心地よい暮らしを実現する熱給湯・暖房機器として注目されています。
しかし、導入にはメリットとデメリットがあ理、しっかりと理解した上で選ぶことが大切です。

1. 燃料コストを抑えられる

自家調達や地域産の薪を使えば、灯油やガスに比べランニングコストを大幅に節約できます。

2. 木質資源を活かすエコな暮らし

再生可能な木質資源を燃料とし、燃焼時のCO₂排出が木質資源の生育時に吸収されるCO₂と相殺される「カーボンニュートラル」であるため、環境に優しいとされています。

3. 暖房使用で家中がじんわり暖まる

温水暖房で空間全体が暖まるため、空気を汚さず心地よい暖かさを感じることができます。冷えやすい床・壁から熱が伝わるので、快適性も高いです。

4. 自分の手で暮らしをつくる楽しさ

薪割りや薪の管理、ボイラーの手入れ等手間はかかりますが、体を動かしエネルギーを生み出す楽しさを味わえます。
自分でエネルギーを確保する「自立した暮らし」を実現できます。

5. 最新技術で誰でも簡単に燃焼できる

これまでの薪ボイラーでは、火の起こし方や燃焼管理にコツが求められましたが、最新技術を導入した機種では、誰が作業しても燃焼しやすい仕組みになっています。
日常的に使用しやすいよう、薪ボイラーも進化し続けています。

1. 初期費用が高い

ボイラー本体、蓄熱タンク、設置工事等を含め、100万〜200万円以上が初期費用の目安となります。一般的な給湯器の導入金額より大きな投資が必要です。

2. 薪の調達と管理が必要

定期的に薪を入手し、乾燥・保管するスペースと労力が必要です。購入する場合でも、保管場所と薪の管理は確保しなければなりません。

3. メンテナンスが必要

燃焼室や煙突の清掃、灰の処理が必要です。
メンテナンスを怠ると、燃焼効率の低下や故障のリスクが発生します。

4. 災害時の使用には備えが必要

薪ボイラー自体に電子制御機能がない機種でも、循環ポンプを稼働させるための省電力が必要です。しかし停電・ガス供給停止時でも、薪とポータブル電源さえあれば暖房・給湯が確保でき、エネルギーを自給できます。

5. スペースが必要

薪ボイラー本体と蓄熱タンクの設置場所だけでなく、薪保管用の屋外スペースも確保しなければなりません。都市部や空間にゆとりがない場合は設置が難しい場合もあります。

薪ボイラーのある暮らし

東北地域の冬は長く、積雪の多い地域や真冬日の続く寒冷地です。
だからこそ、暖房に給湯に大活躍の薪ボイラーはパワフルに暮らしを支えてくれます。

寒冷地での運用ポイント

寒冷地で薪ボイラーを安全かつ効果的に運用するためには、以下のポイントに注意が必要です。

住宅の断熱・気密性
高気密・高断熱の住宅では、薪ボイラー使用時に室内が負圧になる可能性があります。適切な給気口の設置など、換気計画を事前に検討することが重要です。 

薪の調達・保管
寒冷地では薪の使用量が多くなるため、十分な量を確保する必要があります。また、薪を保管する場所は、積雪を想定し、地面から高さにゆとりを持たせた場所に保管するとよいでしょう。 

定期的な煙突掃除
煙突内にススやタールが蓄積すると、煙道内火災の原因となります。シーズン中に1回以上、専門業者による煙突掃除を行いましょう。 

近隣への配慮
薪ボイラーの使用時には煙や臭いが発生します。時にはススのかけらが煙突から出て近隣に落下することもあります。近隣住民とのトラブルを避けるため、煙突の位置や薪の燃焼状態に注意し、良好な関係を維持しましょう。

積雪地域での薪ボイラー施工の注意点

積雪地域で薪ボイラーを設置する際には、雪や寒冷な気候特有の課題に対応するため、以下の点に注意が必要です。

煙突の落雪対策
屋根からの落雪で煙突を損傷するリスクがあるため、次のような対策を取ることが望ましいです。

  1. 煙突を屋根の高い位置に設置する。
  2. 煙突周辺の積雪対策として「雪割り」や「チムニー」を設置する。
  3. 強風や積雪に耐えられるよう、煙突サポーター等で強固に固定する。

断熱二重煙突の採用
外気温の影響を受けにくくし、安定したドラフト(上昇気流)を確保するために、断熱材を内蔵した二重煙突の使用をおすすめします。

定期的な煙突掃除
積雪前に煙突内の煤やクレオソートを除去し、シーズン中も定期的な点検と清掃を行うことで、煙道火災の予防と効率的な燃焼を維持します。 

屋根上での安全対策
積雪時は、原則屋根での作業を避けましょう。
どうしても作業が必要な場合は、滑落防止のための命綱やヘルメット等の保護具を装着するなど安全対策を徹底してください。
作業が難しいと感じた場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

除雪計画の策定
工事の計画段階で積雪や除雪に関する配慮事項を明確にし、景観や安全性を考慮した設計ができると、より安心です。

これらの対策をとることで、積雪地域においても薪ボイラーを安全かつ効果的に利用することができます。

薪ボイラーユーザーの声

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STEP4 ご契約

・お見積りと設計をご確認いただいた上で、契約を締結します。

STEP5 着手金のお支払い

・ご契約金額の50%を着手金としてご入金いただきます。
(ご入金後、薪ストーブや煙突、その他必要部材の準備を始めます。)

STEP6 施工

・薪ボイラーの設置工事を行います。
(基本的な作業日数:3-5日程度)

STEP7 お引渡し

・施工完了後、お客様にもご確認いただきお引き渡しとなります。

・お引渡し後、すぐに薪ストーブを楽しんでいただけるよう、薪ストーブの焚き方や日々のメンテナンスなどをお伝えいたします。

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主な取扱メーカー

森の仲間たち(岐阜県)

薪をくべて着火すれば燃焼を自動制御してくれる製品のほか、多彩なラインナップから最適な機種をご提案します。

 おすすめモデル 
MB-8
軒下にも置くことができるコンパクトモデル。
ガス化燃焼と独自の燃焼制御により、高効率とクリーンな排ガスを両立できます。

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セントロメタル(クロアチア)

ヨーロッパ製の薪ボイラーで建物全体の暖房と給湯を実現します。ポンプの動力以外に電源を必要としない製品です。

 おすすめモデル 
EKO-CK
近代的デザインで操作・制御が簡単です。燃焼室の周囲が循環水に覆われている構造で、熱エネルギーが素早くお湯をつくります。

セントロメタル 詳細情報をみる

よくあるご質問


薪ボイラー1台で家中の暖房と給湯をまかなえますか?

はい、できます。
適切な出力モデルを選び、温水パネルヒーターや床暖房システムと連携させれば、暖房と給湯の両方を1台でまかなうことが可能です。



毎日薪をくべないといけませんか?

基本的には必要です。
ただし、蓄熱タンクを併設すれば、一度の燃焼でお湯を長時間保温でき、毎日の薪投入回数を大幅に減らすことができます。



現在使用している給湯・暖房システムと併用できますか?

はい、併用可能です。
薪ボイラーのシステムを既存システムに合流するよう配管を行えば、多様なエネルギーを選択しながらご使用できます。

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