ユウ便り

【4/19開催】はじまりの伐採・製材見学会レポート

物語がいよいよ動き出す

「旧校舎の木を未来へつなぐプロジェクト」のスタートイベントである、「はじまりの伐採・製材見学会」を開催しました。
今回はそのイベントの様子をご紹介します。

当プロジェクトの経緯などは、こちらの記事をご覧ください。

【4/19開催】「旧校舎の木を未来へ」はじまりの伐採・製材見学会のご案内 旧校舎の木に、新しい物語を この度、青森県六戸町で「旧校舎の木を未来へつなぐプロジェクト」を始動することになりました。このプロジ...

桜咲く旧校舎での伐採・製材イベント

オープニングとして、どうしてこのプロジェクトを立ち上げたのか、これからどんなことをしていくのかを共催者からお話しました。

伐採・製材イベントには、幅広い世代の方々約50名が参加。
幅広い世代の方々約50名が参加。
地元・卒業生の方だけではなく、隣町・県外からも足を運んでいただきました。
参加者・町長・スタッフ含め、多くの卒業生が集まり、思い出話にも花が咲いていました。
六戸町佐藤町長もご来場。
参加者・町長・スタッフ含め、多くの卒業生が集まり、思い出話にも花が咲いていました。

木を伐採現場をみる

まずは、グラウンドにある樹々を伐採します。

きる=切る?伐る?

伐採という作業は聞いたことがあるけれど、生で見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
そこで作業の前に、伐採の手順を簡単に説明しました。

・ただ真っ直ぐにきるわけではないこと
・木の重さを利用して、幹が折れるようにチェーンソーを入れていること
など、近くでなかなか見ることがない作業について、見本を使ってお伝えしました。

細い幹で伐採方法のイメージを説明します。
細い幹で伐採方法のイメージを説明します。防護服もかっこいいですね!

いざ伐採!

今回は、カラマツ2本・スギ1本の合計3本を伐採しました。
普段から伐採作業をしているスタッフ3名が、順番に伐っていきます。

参加者の皆さんは、安全のため離れてご見学いただきましたが、木が倒れる前に聞こえる軋む音や倒れた時の地面の振動など、現場だからこそ感じられる伐採を体験していただきました。
また、作業前に説明した伐採手順や実際に作業されている様子を目の前で見て、技術が必要なことも感じていただけたかと思います。

林業は、地味な仕事と思われがち。
しかし、山林を維持したり、木を伐倒したり、新たな苗を植えてこれからの山林をつくったり…とても責任感や達成感のある仕事なんです。

グラウンドに残っている樹々。
グラウンドに残っている樹々。
今回は3本の伐採を見学していただきました。
25mほどの大きなスギも伐ります。
25mほどの大きなスギも伐採します。
伐採のため、受け口をつくり、追い口を入れます。
受け口をつくり、追い口を入れます。
狙った方向に見事伐倒!
狙った方向に見事伐倒!
倒れる瞬間は大迫力で、思わず拍手が起こりました。

伐採後のおしごと

木を伐るだけでは、丸太にはなりません。
運び出したり加工しやすいように、枝を落とし、長さを切り揃えます。

倒した木から、枝をチェーンソーで落としていきます。
倒した木から、枝をチェーンソーで落としていきます。
伐採した木は、長さ4mに切り揃えて「丸太」の姿になります。
さらに、長さ4mに切り揃えていきます。
ここまで来ると、見慣れた「丸太」の姿になります。

丸太と製品の間=製材

木の赤白

まずは木の生育や、木には「赤身」と「白太」と呼ばれる部分があり、木材としてそれぞれどのような使い方をするかを紹介しました。

木には「赤身」と「白太」と呼ばれる部分があります。
ヒバは、白太部分は香りがあまりせず、赤身になると香りが強くなります。

林業→製材の現状

丸太を製品に加工するために、必ず必要になるのが製材
しかし、木材の生産現場から木製品の作り手をつなぐ製材所は、日本全国で姿を消しています。また、小さな林業に取り組んでいる個人の方も、木を伐っても製材できず、薪にするしかないという状況…。
そんな中で、弊社では「小さくてもできることをやろう」と簡易製材機を導入し、木の価値を高める取り組みに挑戦しているお話をさせていただきました。

移動式製材機 ターボソーミルで製材

今回は、移動式製材機「ターボソーミル」を使用して、グラウンドにあったヒバを製材しました。
丸太から板材がどんどん取れる様子に、参加者の皆さんも見入っていました。

ヒバをターボソーミルの簡易製材機で製材します。
ターボソーミル製材機は、1本のレールの上を刃が往復・回転し、丸太から板材などを最短工程で生産できます。
ターボソーミルでの製材風景
ターボソーミルでの製材。
製材直後から、会場中ヒバの香りでいっぱい!
製材直後から、会場中ヒバの香りでいっぱい!
参加者さんも思い思いにヒバを楽しんでいました。

お楽しみ企画!ヒバの木くずつかみ取り

学校にあったヒバを製材するなら、木くずも有効活用しよう!
…ということで、参加者の皆さんにつかみ取り&自由にお持ち帰りいただきました。

ターボソーミルの削りクズは大きめなので、容器に入れて天然芳香剤として、不織布バッグに入れて衣装ケースの調湿材として…など、さまざまな用途で活用できるかと思います。

ターボソーミルで挽いた後の木くずは、粗いチップのような感じです。
ターボソーミルで挽いた後の木くずは、粗いチップのような感じです。
ヒバの木くず お持ち帰り自由
参加特典!ヒバの木くず お持ち帰り自由
製材したてのヒバ材もプレゼント
製材したてのヒバ材もプレゼントさせていただきました。

さよなら じゃなくて「これからも!」

廃校になってしまい「さよなら」するはずだった木々。
しかし、これから形を変えて、地域の子ども達と共に時間と思い出を重ねて行けることになりました。

「この地域で育ってよかった!」「これからもここで暮らしたい」
ーこのプロジェクトが、世代を超えて、そんな想いを重ねるきっかけになればいいなと感じました。

ご参加いただいた皆さま、スタッフとしてご協力いただいたYama’s BASEの皆さま、後援いただいた六戸町教育委員会様、誠にありがとうございました。

これからも、この物語は続いていきます。
続きをどうぞ楽しみにお待ちください。

マツの幼樹
グラウンドにあったマツの幼樹。