今日は、Yew Village展示場の薪ボイラー&蓄熱タンク施工のつづきです。
ちなみに、前回までの記事はこちら。
施工の内容
- 新たに導入した蓄熱タンクを屋内へ設置
- 薪ボイラーを玄関脇に移設 ◀︎ 今回の記事はココ
- 薪ボイラーと蓄熱タンク、暖房器具への配管
薪ボイラーを玄関脇に移設
薪ボイラー設置箇所の造成
薪ボイラーの引っ越し先は、もともとは花壇だった場所。
玄関に隣接し、リビングの窓正面でもあります。
これによって、薪をくべる時間が大幅に短縮できるようになります。
作業は、前回に引き続き、土木作業が続きます。
薪ボイラーから蓄熱タンク間の配管
薪ボイラーと蓄熱タンクが所定の場所に収まったので、いよいよ配管です。
今回は、昔ながらの材料:お湯配管用の鉄管(HTLP)と最近主流となりつつある最新の材料:ポリエチレン樹脂管(アルミ三層管)をハイブリットで組みます。
HTLPとアルミ三層管
HTLPは、鉄管の内部を耐熱性樹脂で覆っていて、耐食性・耐久性に優れます。
鉄管を曲げられないので、継手で90°ずつ角度を変え、配管を進める必要があります。
一方、最近主流となっているポリエチレン樹脂管は、管に柔軟性があり自由に角度を変えられるため、継手をほとんど使用せずに配管を進めることができ、鉄管の配管よりも短時間で施工することが可能です。
ちなみに今回使用した材料は、樹脂の間にアルミ補強層が加わり、耐熱性能が高いものです。
ハイブリットとした理由にもつながりますが、バルブや計器類がたくさんぶら下がり、配管に荷重がかかる区間は鉄管を使用し、それ以外の区間はアルミ三層管とすることとしました。
HTLP|ねじ切り
HTLP|配管
アルミ三層管|配管
アルミ三層管を使用してみて、鉄管に比べて明らかに作業時間の短縮となりました。
ねじ切りが不要で切断が容易、軽いので、作業はとても楽です。
また、パイプに保温材が最初からついてるので、保温処理不要も良いです!
でも、一点だけ施工に関してデメリットがあります。
それは、継手が一度きりしか使えないということ。
例えば、締め付け工具で締め付けミスをした場合や、配管経路を間違っていた場合は、廃棄して新しい継手を使用する必要があります。そしてこの継手が結構いいお値段がします。
仮に、鉄管で配管経路を間違ってた場合は、継手を再利用することが可能ですが、樹脂製のパイプはそれが許されません。
特に今回使用したパイプの径が32Aとそこそこ大きめの口径を使用したため、一度ミスをすると5,000円以上の金額が一瞬で飛んでいくので、ドキドキしながら作業を進めました。
それでも、施工性はすこぶる良好なので、これからも使用していきたいと思います。
今回はここまで。
次回は蓄熱タンク周りの配管や暖房配管について、お知らせする予定です。
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