今日は、京都まで先日、引き取りに行った蓄熱タンクを据え付けるというお話です。
薪ボイラー及び今回導入した蓄熱タンクについては、こちらの記事をご覧ください。
施工の内容
- 新たに導入した蓄熱タンクを屋内へ設置 ◀︎ 今回の記事はココ
- 薪ボイラーを玄関脇に移設
- 薪ボイラーと蓄熱タンク、暖房器具への配管
薪ボイラー&蓄熱タンク 移設の理由
今回、蓄熱タンクと薪ボイラーを以下の理由からそれぞれ移設することにしました。
① 新たに導入した蓄熱タンクを屋内へ設置
現在は、外に設置していますが、真冬は-15℃を下回ることもあり、いくら高性能な断熱材に包まれていても、外気温による温度の低下は免れません。
そこで、現在使っていない部屋があるので、そこに蓄熱タンクを設置することにしました。
しかし、蓄熱タンク本体だけでも約350㎏、満水時には約2,000㎏になります。
現状のままでは床が重さに耐えられないことから、床を撤去し、土間部分にコンクリートを打設した上で、蓄熱タンクを設置することにしました。
② 薪ボイラーを玄関脇に移設
現在の設置場所は、玄関を出て、建物の裏側に回る必要があり、日常的に使うには少し遠いと感じるようになりました。
また、途中に屋根がない場所を通るため、雨天時は薪を追加する作業が億劫に感じることも…。
そこで、玄関により近く、リビングルームからも移動できる場所に設置し直すことにしました。
ちなみに、現在の設置状況はこちらの記事に掲載しています。
蓄熱タンクを屋内へ設置
ここが蓄熱タンクを設置する予定の部屋で、8畳の広さがあります。
今回導入した蓄熱タンクは大型で、満水時には約2トンの重量がかかるため、このままでは、床がつぶれてしまいます。
そこで、思い切って床を撤去し、土間にコンクリートを打設することにしました。
床撤去
床材を剝ぐと、味わい深いマツの根太があらわれました。
根太・大引きをすべて撤去し、土間の土を整地、除湿シートを敷きます。
その上から砕石を敷き詰め、転圧し締固めます。
この時、締固める機械がなかったので、薪になる寸前のケヤキの丸太で締固めを行いました。
ケヤキを持ち上げて下にたたきつける… ケヤキを持ち上げてたたきつける…
確実に100回以上は繰り返し、終わった頃には腰と膝がガクガクブルブル…
締固めが終わったら、ワイヤーメッシュを等間隔に敷き詰めます。
1日目の作業はここまでで終了。
明日のコンクリート打設に備えます。
生コン 打設
明朝、現場から5分の位置にある生コン屋へ。ここからは時間との戦いです。
生コンはダンプ上で水分が抜けて、どんどん硬化してしまいます。急がないと…!
しかし、残念なことに今回のコンクリート打設もワンオペ…
生コンを買いに行ったのが朝9時。
ダンプ上の生コンをすべて一輪車(青森では「ねこぐるま」という)で運び、バイブレータをかけて、コテで平らにならす。
終わったのが、昼の12時30分。
この間、ノンストップだったため、写真を撮る余裕が全くありませんでした。
蓄熱タンク 仮設置
生コンを打設し4日ほど経過。
完全に硬化したので、蓄熱タンクを室内に搬入します。
当初のイメージでは、10人くらいで運ぶことができれば、一人当たり40kgほどの負荷で運搬すればよいので、楽勝と思っていましたが…。
実際には、10人の助っ人を呼ぶ人脈がなく、一人で350kgの鉄の塊を搬入することに…涙
まずは、バックホウを用いて玄関から横倒しに侵入させます。
配管を接続する突起部分が床や壁にぶつからないように慎重に作業を進めます。
玄関の開口が低いため、少し難儀しましたが、無事に横倒しにできました。
玄関に段差があるため、コンパネを敷き、その上に本体への傷を防ぐための毛布を敷いてひっぱりあげます。
引っ張るには、チェーンブロックを用います。
天井を外し、梁にチェーンブロックを固定。
梁にダメージがないか、おっかなびっくりチェーンを巻き進めましたが、梁は全くのノーダメージ。
あとは、ひたすらチェーンを引っ張ります。
半分ほど進みました。あともうちょっと。
躯体へのダメージもなく、無事に設置する部屋までたどりつきました。
今後、薪ボイラーの設置から配管までを、ブログで報告したいと思います。
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